綴ったもの。

海と俺と、
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少し強めの風が
ザザァ…と波の音と共に
俺の癖毛のある髪を撫でていく。


この海が見える街の
白く 四角い家々が

照り付ける強い陽射しを反射し、

キラキラと輝いて
とても綺麗だ。


そして何よりも、


この家と雲の白

海と空の青


このコントラストが

青をより強調しつつも
美しくて 思わず笑顔になる。


ここから見える景色が

俺は大好きだ。


大好きな色を

体全体で感じられるから。


大好きな人を思い出せて

とっても安心できるから。



この海は
いつも空が怒ると 同じように荒れて、

綺麗な夕焼けになると、
同じように映し出すんだ。



まるで本当に、

俺とドイツみたい。


空が俺で、ドイツは海。


俺が悲しくて泣いた時は、
一緒に悲しんで泣いてくれる。

俺が嬉しくて笑った時は、
ドイツも嬉しそうに
笑い掛けてくれるんだ。


朝俺が起きたら
ドイツも合わせて起きてくれたり、

テレビを見てたら
一緒に見ようって言ってくれる。


本当に 俺達に瓜二つだよね。



もしも。

もしも人類が滅亡したとしても、

人や動物が一切居なくなっても、


何があっても地球がある限り、

この空と海は

変わらずそこに在り続けるんだ。




だからさ。



俺達も この海と空みたいに、


ずっとずっと


このままの仲を象って


在り続けたいよね。


End
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