YUIインタビュー
I remember youへル
Good-bye daysへル


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2009年12月08日(火)
【CAN'T BUY MY LOVE】
早くも2007年の代表作になりそうな予感をさせている
YUIのセカンドアルバム『CAN'T BUY MY LOVE』。
その強力盤のリリースにあわせて
アルバム各収録曲に込められた想いを探りながら
YUIという一人のアーティストが、
そして一人の女の子が日常の中でどんな経験をして、
どんな考えを巡らせているのか?
実に楽しいムードの中、
時に真剣に、時に笑顔で語ってもらいました!


--------------------

−−先日、デビュー2周年を迎えられたそうで、おめでとうございます!
本人的にはいろいろ経験したけど、ここまであっと言う間だったんじゃないですか?

YUI:あっと言う間ですね!
でも振り返ると「まだ2年しか経ってないんだ」
って思うぐらいたくさんのことを経験させてもらいました。

−−前回のインタビューが『I remember you』のリリースタイミングだったんで、こうしてお会いするのは約半年ぶりなんですけど、この半年でかなりのロックモードにスウィッチを切り替えましたね?

YUI:『Rolling Star』は
『I remember you』の次にリリースしたシングルではあったんですけど、
元々はファーストアルバム『FROM ME TO YOU』の収録曲の候補にも挙がっていたぐらいの曲なので、
ここに来てロックモードになったという感覚ではないんですよ。

−−ちなみに『Rollong Star』は、どんな想いをぶつけたナンバーだったんでしょうか?

YUI:「エレキギターを掻き鳴らして歌うような曲が作りたい」

と思って作りだして、
自然と歌詞的にもかなり前のめりな内容になって、
気付いたら応援ソングになっていたんです。
「本気なら戦おう!そういう部分も必要だよ」っていう曲になりましたね。

−−また、今作で『Rollong Star』と共にアルバムの序盤を疾走する『How Crazy』は、どんな想いをぶつけた曲なの?

YUI:『How Crazy』は、
映画『タイヨウのうた』の影響もあって
「YUIってこんな人」って私の知らないところで言ってもらえる状況ができたんですけど、
その状況を知ると、とても不安になってしまって。
その不安を振り払うように「そんな何もかも分かった風に言わないで!」
っていう想いをこの曲にぶつけて。でもこの曲で一番伝えたかったのは「夢にいつも純情じゃいられない」っていうこと。あと、シチュエーションとしては、路上で歌っているイメージを持ちながら、思い出しながら歌いました。

−−あの、僕はこの『How Crazy』と『Rollong Star』を聴いてですね、すごくYUIさんの反骨精神というか、怒りみたいなモノを感じたんですよ?「このまんまじゃダメになってしまう」「もっと強く生きていかなければいけない」っていう想いを。

YUI:確かに歌っているときには、そういう想いが明確にあったかどうかは分からないんですけど、全身に力は入ってました。

−−YUIさんはちょっと前まで学生だったわけですけど、だからこそリアルに感じる、最近のイジメやそれによる自殺のニュースなどもこうした楽曲、歌詞が生まれた背景にはあるんじゃないかと感じたんですが、実際のところはどうでしょう?

YUI:『How Crazy』も『Rollong Star』も単純に自分が感じたこと、思ってることを歌にしているだけなんですけど、例えば、一歩を踏み出せないで苦しんでいる人が「もっと強く生きていかなければいけない」とか感じてもらえるのであれば、それは良いことだと思います。やっぱり「私の曲を聴いて、励まされました」とか「明日からまた頑張れそうです」とか、そういうメッセージを頂くと、私も救われた気になりますし、「頑張ろう」と思うので、そこはすごく良い循環ができたらいいなとは思いますね。

−−「つまずいたって Way to go!! 泥だらけ Rolling Star」みたいな意識は、YUIさんの中に常にある想い?

YUI:まぁつまずいてばっかりなんですけどね。それでコテって転んだまま動けないときとかもあったりはしますけど、でも「つまずいたって Way to go!!」って気持ちで動き出す。それの繰り返しかなとは思いますし、それを繰り返すことが大事だと思いますね。葛藤と模索と試行錯誤。どんなにいろんなことに慣れていったとしてもそれは無くしたくはない。忘れたくない。持ち続けていたい。

−−あと、先程『How Crazy』の話で「そんな何もかも分かった風に言わないで!」
という想いがあったと言われていましたが、「わかったようにアタシのこと話すのやめてよ」や「純情じゃいられない」っていうフレーズから僕は、世間がYUIさんに抱いている「かわいい〜」とか「純情そう〜」っていうイメージを払拭したい想いがあるんじゃないかと感じたんですよ。

YUI:そういう風に感じてもらえる曲だとは思います。好きで音楽やってるんで、なんて言われても別に構わないんですけど。でもまぁいつもそういう気持ちでいれるわけじゃないし、ふと不安に駆られることもあるっていう。ただ「かわいい」って思われるよりも、例えば私のライブに来てくれた人が「ギターの格好良さを知って、ギターやり始めました」とか「自分もバンド始めました」とか、そういいう風に言ってもらえたりなってもらえたりする方が嬉しいです。ちょっとイメージの話からはズレましたけど(笑)。


−−では、今作に収録された他の新曲についても触れていきたいんですが、『It's all right』、この曲はどんなイメージを膨らませながら作っていった曲なんでしょうか?
YUI:この曲はですね、作ったのは一年以上前なんです。で、詞は結構切ない内容なんですけど、別に絶望を歌っているわけではなくて、良いことばかりは続かないけど、それでも輝く未来を掴もうとする想いの強さとかを表現したくて書いたんです。あと、サビ頭の「真夏の流星に〜♪」というフレーズが一度書いてしまったら変えられなくなってしまって、春に発表する曲なのにサマーソングっていう。でもこうしてアルバムに入ると、しっくりハマって、また違って聞こえるなと思いましたね。

−−この曲や『CHE.R.RY』『Umbrella』など、今作は前作以上に恋愛の歌詞が目立つのもひとつの特徴だなって感じたんですが、これは表現の幅が広がってきたってことなんでしょうかね?

YUI:そうなれたらいいなと思っていたので、そう感じてもらえたら嬉しいですね。でも特に「恋の歌をたくさん書こう」とか意識したわけではないんですよ。『It's all right』に関しても、恋愛だけではなくて、日々を過ごしている中で感じたことが表現されていて。「真夏の流星に輝きが似てるそんな日常」というフレーズも別に恋愛だけに当てはまる言葉じゃないから。でも恋愛の曲にも受け取れるっていう。そういう曲が今回は多いかもしれませんね。

−−ちなみに『CHE.R.RY』はYUI史上最も爽やかなラブソングだと思うんですけど、自身ではどんな印象や感想を?

YUI:『CHE.R.RY』は、すごく可愛い。自分で言うのもアレなんですけど(笑)。曲自体がすごく女の子らしくて。春のイメージで爽快なメロディを書いたんですけど、「恋しちゃったんだ」っていうフレーズが付いたことで、すごく可愛らしい曲になったと思います。「...好きだから」ってフレーズのあと、「ah ah ah ah」って入るんですけど、あそこは「あ、言っちゃった!」みたいなイメージ。そういうことを想像しながら書いた曲ですね。

−−どうして『CHERRY』じゃなく『CHE.R.RY』なの?

YUI:“.”を入れることで、“甘酸っぱい片想い”を表現したくて。

−−また、これは読者からあった質問なんですけど、『CHE.R.RY』の歌詞の中には「絵文字」なんていう言葉も使われていますよね。で、好きな絵文字は?という(笑)。

YUI:なんだろう?普通に“ビックリマーク(!)”とか(笑)。

−−(笑)。また今作「ライブ」というキーワードが出てくるナンバーがふたつあります。『RUIDO』と『Winding road』。それぞれどんな内容の曲になってるのか、YUIさんの口から聞かせてもらってもいいですか?

YUI:どちらも自分が普段感じていることが歌になっているんですけど、『RUIDO』に関しては、私、ライブを観に行くのが好きなので、よくライブハウスに行ったりするんですよ。そうして日々いろんな音楽と触れ合うことによって受ける刺激っていうのは、たくさんあるなと思って。で、なんか、爽快にコーラ飲み干して、自分も「頑張ろう」って思う。そんな日常を切り取った歌詞をラウドな音に乗せて、ライブ感を出して作った曲ですね。

−−ちなみに最近はどんなアーティストのライブを観に?

YUI:別に目的のアーティストがいなくてもライブハウスになんとなく行ったりするんですよ。「ここだったら結構長年やってるバンドさんとかも出るだろう」っていうライブハウスを見つけては、そこに入って、そのときやってるライブを観るんです。それで、THE COLLECTORSさんのライブを初めて観たんですけど、突然入口でガムをもらったんですよ。で、私は何も知らずにそのガムをすぐ食べちゃったんです。そしたら、ライブの一番最後にみんなが一斉にそのガムを取り出して、ステージではボーカルの方が傘を開いて客席に向け出したんですよ!で、「なんだ?なんだ?」って思ってたらみんなが一斉にそのガムをステージに投げ出して!「え?私もう食べちゃったよ!」って(笑)。

−−(笑)。

YUI:RED WARRIORSさんのライブも観させて頂いたりして。やっぱりいろいろ感じますよね。学ぶモノが多いです。なので、今は全部のライブハウスを制覇したいぐらいの気持ちになってます(笑)。

あと、『Winding road』は、渋谷で渋滞に巻き込まれちゃって、ちょっと今日はライブにも間に合いそうにもなくて憂鬱みたいな。でも「歪んだギターが聴きたい!」みたいな。誰にでもあると思うんですけど、なんか憂鬱で、ライブでも観て刺激をもらって明日から頑張りたいっていう感覚。でもライブには間に合いそうになくて。そのライブに間に合いそうになくて焦っている感じと、一年先のことを考えてもどうしていいか分からなくて焦っている感じがリンクしている曲。イライラしても、焦っても、何にもならない。でも「とりあえずライブ行きたいな!」みたいな。そういう自問自答ソングですね。

−−あと、今作は本当にバラエティに富んでいるんですが、『Thank you My teens』といった、もうすぐ二十歳を迎えるYUIさんの心境を綴ったと思われるナンバーも収録されていますね。

YUI:10代よ、ありがとう!

−−・・・まぁそのまんまですね(笑)。



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2009年12月08日(火)
【I remember you】


−−インタビュー自体は『Good-bye days』以来、約3ヶ月ぶりになるんですが、実はこの夏、YUIさんのライブレポートを書くべく、【ROCK IN JAPAN FES 2006】の三日目、ひたちなかまで追っかけさせていただいたんですが、昨年以上に前半はロックフェス仕様になってましたね?



YUI:有り難いことに二回目の【ROCK IN JAPAN FES】への出演ということで、一回目のときはアコースティックバージョンで、アコースティックギターとカホンとベースだったんですけど、今回は「ロックでいきたいな」と思って。で、ギター以外は【YUI First Live Tour 2006「7 street」〜LIVE LIFE LOVE〜】のときとメンバーが一緒だったんで、ツアーの勢いに任せて、あんな感じでやってみました。

−−ステージは“SOUND OF FOREST”だったので、正に一年ぶり!って感じだったと思うんですが、去年以上に森の中で聴くYUIの歌が感動的に聞こえました。これは正しく「成長した」ということだと思うんですが、自分では歌っててどうでした?

YUI:単純に「楽しもう!」と思って来ていたんで、確かにテンションは高かったですね。しかも去年以上にたくさんの方が観に来てくれたので、すごくビックリして。気持ち良く歌わせてもらいました。

−−日本中のコアなロックファンが集まってくるフェスティバルにおいて、あれだけの数の人たちがYUIさんに大きな声援や拍手を送っているのも感動的でしたよね?

YUI:そうですね!「すごいな」って単純に思った。圧巻っていうか。なので「ロックなライブをやりたいな」って最後まで思ってましたね。

−−その「ロックなライブを」というところで、一番印象的だったのが『Rolling Star』でした。



YUI:『Rolling Star』は、結構前から作っていた曲だったんですよ。リリースには至っていなかったんですけど、ライブでは絶対映えると思っていたので、あの場でやることにしました。実は今後リリースすることも決まっていて、その前に初お披露目した感じですね。やっぱり初めての曲ってワクワクするじゃないですか。だから今回やるのがすごく楽しみだった曲ですね。

−−ファーストアルバム『FROM ME TO YOU』に収録されていたいくつかのロックナンバー以上にエモーショナルなロックをあの曲から感じたんですが、それを【ROCK IN JAPAN FES 2006】という場で初披露するっていうのは、カッコイイなと思いましたよ。

YUI:おぉ!嬉しいですね!

−−そしてYUIさんにとっての二度目の【ROCK IN JAPAN FES 2006】、クライマックスは『Good-bye days』と『TOKYO』で締めてくれましたが、まずタイヨウの下で歌うタイヨウのうた、もとい『Good-bye days』はいかがでした?

YUI:やっぱり太陽を浴びながらあの曲を歌ったときは、映画(『タイヨウのうた』)の世界がフラッシュバックする感じがありましたね。そんなことばかりに拘っているわけじゃないですけど、映画を見て、あの日あの曲を聴くのを楽しみにしていた人もいたかもしれないし、そう考えたら、やっぱりあの曲は「大事に歌わなきゃ」と思いました。いろんな意味であの曲を太陽の下で歌うことはなかったので、今回それが実現できて良かったです。ただ私はもう映画の雨音薫ではなくて、今はYUIというミュージシャンとしてステージに立っているので、そういった意味で「次へ進んでいく」「これからはYUIとしてこの歌をうたっていく」という意志があの日はあったかもしれないですね。
−−で、ラストに歌ってくれた『TOKYO』なんですが、この曲もあの野外というシチュエーションに驚くぐらいハマっている印象を受けたんですが、自分でも歌いながらそれは感じましたか?



YUI:「最後に『TOKYO』を聴くと、ジーンとする」って言ってくれる方が多くて、あの日もツアー同様、最後にあの曲を歌うことにしたんですけど、あの曲は私にとっての原点、初心が歌われている曲なので、やっぱりああいう大きなステージで歌っていると「これは、すごく幸せなことだな」って思います。

−−ちなみにあの日、他のアーティストのライブは観たりしたんですか?

YUI:全部で4アーティストぐらい観ました。まずは朝にスネオヘアーさん。スネオヘアーさんのベースの方は、私のライブでも弾いてくれている人だったので、観に行って。あとCharaさんとチャットモンチーさんと、あとはトリですよ!

−−矢沢永吉さん?

YUI:はい!すごかったですね。あと、すごく自然の中じゃないですか、あの会場って。松ぼっくりが落ちていたんで、すごくはしゃいじゃって(笑)。で、アーティストさんがいる広場では、サッカーとか、フリスビーとか、水鉄砲とか、しゃぼん玉とか、バドミントンとか、縄跳びがあったので、それ全部使って遊びました(笑)。それでライブ前から汗びっしょりになっちゃって(笑)。すごく楽しかったです。

−−そんな大切な夏の思い出になるであろう【ROCK IN JAPAN FES 2006】を経て、9月20日、6枚目となるニューシングル『I remember you』がリリースされるわけですが、まずこの曲がどんな内容になっているのか、YUIさんの口から紹介してもらってもいいですか?



YUI:『I remember you』って直訳すると「私はあなたを憶えています」という意味なわけですけど、誰にでも忘れられない人との時間ってあると思うんですよ。そういう大切な時間を思い出せる曲になればいいなと思って作った曲ですね。あと映画『タイヨウのうた』の世界観も少し含まれていて、藤代孝治っていう男の子が雨音薫っていう女の子を思い返すような場面をイメージできる内容でもあって。ただ藤代孝治くんに関わらず、この曲を聴いて、そういう大切な時間を思い出してもらいたいなって思います。あとこの曲で一番伝えたいのは「だけど思うんだ 誰かのためにきっと僕らは生きてる」というところで、やっぱり映画を通してたくさんの人と出会ったり関わったりしたことで、「自分はたくさんの人と繋がっていたり支え合ってるんだな」っていうことを実感したんですよ。また映画の設定の中でも一人の人間として、いろんな人に支えられながら生きたので、そういうことを伝えたいと思って。どんなにさえない日々を過ごしていたとしても、自分を待ってくれている人とか、頼りにしてくれている人がいるんだってことに気付いてほしい。

−−これは先程の『Good-bye days』の話とリンクするんですが、資料によると、この曲は“雨音薫”という一人の少女を本気で生きた、その気持ちに一度区切りを付けるために作られた曲でもあるそうですね?

YUI:そうですね。これからまた私はYUIというミュージシャンとして、レコーディングしたり、ライブをしたりしていくと思うんですね。で、やっぱり映画『タイヨウのうた』には長い期間、一年間ぐらいずっと関わらさせてもらって、そこでたくさんの人に感想を頂いたりとかして、そういう方に対しての感謝の気持ちを届けたいという想いと同時に、自分が音楽活動にまた専念するっていうところで“一区切り”した気持ちもありましたね。「後ろを向かずに前を向いて生きていってもいいですか」っていう。これからも音楽を通して新しいことをもっといろいろやっていきたいので。

−−そういう意味では、“雨音薫”へ“YUI”が送った歌でもあるんじゃないですか?この曲は。



YUI:そういうところもあります。藤代孝治が雨音薫のことを思い返しているのを、逆に後ろからまた見てる感じが。あと私自身とリンクするのがブリッジの「あれからの僕は相変わらずだけど、でも少し自信が付いたんだ」っていうところで。

−−それだけ“雨音薫”との出会い、そして“雨音薫”になるという出来事は、自分の中で大きすぎるぐらい大きかったってことなんでしょうね?

YUI:そうですね、大きかったですね。全然経験がないところから始めたモノでしたからね。全く知識も感覚もないから、本当に手探りでしたし。でもその結果、もらったモノはすごく大きかった。

−−YUIさんが“雨音薫”にもらったモノってどんなモノだったと思いますか?

YUI:「生きる」っていうことの大切さ、「生きる」っていうことへの想いの強さ、前向きさを学びましたね。

−−また今作『I remember you』のMUSIC VIDEOは、映画『タイヨウのうた』同様、小泉監督が手掛けているようですが、これは今お話を聞かせていただいたYUIさんの想いを小泉監督が受けて実現された感じなんでしょうか?



YUI:そうですね。この曲を監督が聴いてくださって、それで実現に至った感じなので。

−−そのMUSIC VIDEOは、どんな内容になっているんですか?

YUI:薫と孝治くんが暮らしていた街に行って、その街の景色を見たりとか、孝治くんの面影を探したり。なので今回のMUSIC VIDEOは、『タイヨウのうた』と同じ現場、鎌倉で撮影してるんですよ。

−−ちなみに小泉監督ってYUIさんから見てどんな人だったりするんですか?

YUI:撮影の現場のときと試写会ツアーのときの監督は全く違う印象があるんですよ。試写会ツアーのときは、監督だけれどもすごく気さくな感じで。でも撮影の現場のときには、ピリピリしてるというか、真剣というか、本当に集中している感じだったので、そのギャップには驚かされました(笑)。

−−そんな小泉監督の協力も得て、より世界観が鮮明になったであろう『I remember you』ですが、歌入れの方は実際にやってみていかがでしたか?

YUI:やっぱりサーフボードとか、駅のホームから見れる海とか、映画のシーンを思い出しながら歌ってましたね。

−−この曲もまたYUIさんにとって大切な曲になっていきそう?

YUI:そうですね。やっぱり映画に出逢わなかったらこの曲も出来なかったので。この曲も出逢いから生まれた大切な曲だなって思いますね。
−−で、今作『I remember you』リリース後、もうその頃はすっかり秋になってると思うんですけど、学園祭でのライブがいくつも決定してるんですよね。去年も学園祭でのライブは行われていましたけど、今年はどんなYUIを各校の生徒さんたちに見せたいなと思っていますか?



YUI:今年はやっぱりロックでいきたいです。盛り上げていけたらいいな。学園祭って、自分を呼んでくれた生徒さんが一緒にライブを盛り上げてくれたり、手作りのステージを用意してくれていたりして、すごく感動するんですよね。あとは学園祭と言えば、屋台。すごく楽しみです(笑)。

−−で、学園祭シーズンが終われば、今年も早いもので年末モードへ突入していくわけですが、そこに向けて何か予定していたり、考えていたりすることってあります?

YUI:アルバムの制作に入っていきたいんで、結構レコーディングに集中する感じになるんじゃないかな。

−−では、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

YUI:応援お願いします!学園祭にも遊びに来てください!

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2009年12月08日(火)
【Good bye-days】
Good bye-days

昨年デビューした新人の中で最も注目と人気を集めていた女性シンガーソングライター、YUI。力ある女性の表現者が数多く世に誕生するようになって久しいが、不器用ながらも懸命に想いを込めて歌うスタイルでこれだけ脚光を浴びたのは彼女が初めてではないだろうか。その自覚があってか、2回目となる今回のインタビューで彼女は、どんな質問に対しても素早い反応を示した。前回は懸命に言葉をひねり出しているイメージが強かったのだが、なんという成長の早さであろう。たかだか半年足らずでYUIは、しっかりと自立した大人の女性を匂わせるようになっていた。

−−前回のインタビューが『TOKYO』リリースタイミングだったので、今回は半年ぶり二度目のインタビューになるんですが、この期間、初めての全国ツアーや初主演映画「タイヨウのうた」の公開もあったりで、お忙しい日々を送っていたと思うのですが、体調を崩したりしてませんか?

YUI:元気ですね。北海道に2,3日前に行ってきて、東京とはかなりの温度差だったんですけど、全然平気みたいで。元気すぎて逆に心配ですね(笑)。



−−今日はニューシングル『Good-bye days』の話はもちろんなんですが、まず先日の全国ツアーについてのお話を聞かせてください。デビュー後初の全国ツアーだったわけですが、回ってみていかがでした?

YUI:ツアーが終わった後、バンドメンバーと「次は50回(公演)だね!」とか、無謀なことを言っていたんですけど(笑)それぐらい良いツアーになったんじゃないかなと。始まる前から「ちゃんと一回一回を大切にしていきたい」と思ってましたし、実際に始まってからは、もっとライブというものを知れたような気がしますね。ストリートライブはデビュー前からやってましたけど、ライブハウスでのライブを今回はたくさんやることができたので、新たに知ったことが多かったですね。

−−僕はSHIBUYA AXでの東京公演を観させてもらったんですけど、あんなに気合いと熱を感じさせるYUIさんのライブを初めて観ました。やっぱり初のツアーというところでかなり気合いは入っていたんですか?

YUI:そうですね。かなり緊張の糸というか、集中の線は太かったと思いますね。ツアーが始まる前は不安に押し潰されそうになったりもしたんですけどね。かなりプレッシャーというか、「完璧なモノにしたいな」と思っていたので、それに向けての覚悟ができるまではウジウジ考えたりもして(笑)。

−−自分の手応えとしてはどうでした?今回のツアーは。

YUI:全然未熟で、「かなり頑張らないといけないな」と思うんですけど、もちろん。でも私の気持ち的には「楽しみたいな」と思っていたので、そこは自分なりにひとつひとつクリアーしていけたのかなって。あとバンドとしてライブができたのが嬉しかったです。バンド、好きなので。またバンドで回りたいなと思ってます。



−−あとあのツアーには、「老若男女」や「東京特許許可局」といった早口言葉をやたらみんなと言い合いたがってましたが(笑)あれは急に思い立ったの?

YUI:大阪でのライブ中のMCで「老若男女」と言おうとして噛んでしまったのがキッカケですね(笑)。客席には、子供を肩車してあげてるお父さんがいたり、家族連れの方も結構目に入ったんですよ。それが嬉しくて「老若男女、ひとつになって楽しみましょう」と言おうとしたんですよ。でも噛んでしまったので、「じゃあ、老若男女をみんなで言いましょう」みたいな(笑)。その後、他に言いにくい言葉をお客さんに挙げてもらって、東京特許きょきゃ・・・きょっか(ここでも噛む)。

−−東京特許許可局(笑)。

YUI:それを教えてくれたので、じゃあそれもみんなで言い合おうと思って。みんなと声を出し合えたら嬉しいなと思ったので、やるようになりましたね。

−−非常に斬新なコール&レスポンスだと思いました(笑)。そしてあの日のライブで一番僕が印象に残ったのが、最後の『TOKYO』の弾き語り。マイクも使わずにギターとその声だけで披露してくれましたが、あの曲やっぱりあのスタイルで歌いたかったの?

YUI:私は福岡でストリートライブをやっていて、『TOKYO』という曲はその福岡から離れて上京するっていう歌なので、やっぱりストリートの感じ、最後は原点に戻って歌いたいなと思ったんですよ。音楽の道に足を踏み入れるキッカケになったのが、ストリートだったので、すごくあのスタイルで歌うことは自分の中で大事なんですよね。あと一人でストリートで歌っていたところ〜あの場所まで、ちゃんと自分なりの歩き方で来たっていう部分で、感慨深いものはありました。なんかこんなこと言うと、おばあちゃんみたいだけど(笑)。

23:12
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