−−「つまずいたって Way to go!! 泥だらけ Rolling Star」みたいな意識は、YUIさんの中に常にある想い?
YUI:まぁつまずいてばっかりなんですけどね。それでコテって転んだまま動けないときとかもあったりはしますけど、でも「つまずいたって Way to go!!」って気持ちで動き出す。それの繰り返しかなとは思いますし、それを繰り返すことが大事だと思いますね。葛藤と模索と試行錯誤。どんなにいろんなことに慣れていったとしてもそれは無くしたくはない。忘れたくない。持ち続けていたい。
−−では、今作に収録された他の新曲についても触れていきたいんですが、『It's all right』、この曲はどんなイメージを膨らませながら作っていった曲なんでしょうか?
YUI:この曲はですね、作ったのは一年以上前なんです。で、詞は結構切ない内容なんですけど、別に絶望を歌っているわけではなくて、良いことばかりは続かないけど、それでも輝く未来を掴もうとする想いの強さとかを表現したくて書いたんです。あと、サビ頭の「真夏の流星に〜♪」というフレーズが一度書いてしまったら変えられなくなってしまって、春に発表する曲なのにサマーソングっていう。でもこうしてアルバムに入ると、しっくりハマって、また違って聞こえるなと思いましたね。
YUI:そうなれたらいいなと思っていたので、そう感じてもらえたら嬉しいですね。でも特に「恋の歌をたくさん書こう」とか意識したわけではないんですよ。『It's all right』に関しても、恋愛だけではなくて、日々を過ごしている中で感じたことが表現されていて。「真夏の流星に輝きが似てるそんな日常」というフレーズも別に恋愛だけに当てはまる言葉じゃないから。でも恋愛の曲にも受け取れるっていう。そういう曲が今回は多いかもしれませんね。